Volksfest (1)

Volksfest

Volksfest(村祭り)

Sonntag 28. Juni 1998
はれ時々くもり 24度

 今日は日曜日だけど、どこかに出かける予定はない。今日はF1のフランスGPがあるからだ。日本では、F1は録画でしかも深夜にやっている。でも、ヨーロッパではF1は生中継だから、昼間2時頃から始まるのだ。出かけていたら見られない。ラルフもF1が好きで、今日はF1を見るために出かけないことにした。

 1時過ぎからRTL(ドイツでF1を放送している放送局)でFormel 1 Count Downが始まった。スタジオで観客に囲まれてニキ・ラウダと司会者(?)が今日のグランプリについて話す。時々、サーキットからの中継が入る。この番組は毎戦、レースが始まる前にある。

 CMは、F1関係のものが多い。この辺は日本と同じだ。でも、違うのは、CM用にちゃんとドライバーを使って撮影してあるところだ。ハッキネンとクルサードがメルセデスのCMに出ている。別のCMではシューマッハーが笑顔でドイツ語をしゃべっている。日本では絶対に見られない。

 2時にレーススタート。日本では5〜10分おきくらいにCMが入ってイライラする。RTLでは30分に1回しかCMが入らない。実況・解説も、日本ほど興奮して話すこともないし、しゃべり続けているということもない。3年前、このRTLでF1をおぼえた私には、RTLのスタイルが自然で見やすい。

 F1が終わってから、今度は4時半からワールドカップ。ラルフの日課だ。私の日課でもある。ドイツに来てからというもの、試合がある時はほぼ全部見ている。今回は、フランス対パラグアイ戦だった。

 7時頃からお父さんとお母さんと一緒にケーキ(?)を食べた。ケーキというのはふさわしくない。私は甘いお菓子に詳しくないので、なんて表現したらいいのかわからない。直径15センチくらい、長さ25cmくらい厚さ5〜7mmくらいの筒状になっているケーキで、周りに砂糖のシロップみたいなのがついている。これを7〜8cm角くらいに切ったものを食べたのだ。昨日、ニュルンベルクの肉屋で肉類と一緒に、前もって注文しておいたのを6個買ってきた。なぜ、肉屋?という感じだ。その辺のケーキやで手に入るものではなく、この肉屋で取り扱っている、ルーマニアのケーキらしいのだ。

 7時半頃になって、「今日はお祭りがあるから、そのお祭りに行こう!」と言われ、行くことにした。毎夏1回、金曜日から月曜日までやるらしい。4日だけ。こういうお祭りは、お祭りをするグループが毎週違う町へ移動しながらやるらしい。火曜日には片づけて、次の町へ行く。それで水・木と準備をして、金曜から4日間やるらしい。だから、4日だけなのだ。日曜日までじゃなく、月曜日まで、というのが面白い。

 お父さんとラルフと祭りの会場に着くと、そこは小さな小さな遊園地のようだった。乗り物が少しと、ゲームと、食べ物関係のお店がある。どれもみんなカラフルだ。ソフトクリームを買ってもらって、食べながらいろいろなものを見る。

 5マルクで10枚くじをひいて、くじに書いてある数字をたして、その合計にみあう景品をもらえるというのがあった。お父さんがくじを買う。私とラルフでそれをあける。今度はラルフがくじを買う。なかなか点数が集まらない。またお父さんが5マルク払う。私にくじをひけ、と言う。全部で40枚ひいて、やっと310点になった。私が好きなのを選んでいいと言うので、300点でくまのプーさんのぬいぐるみをもらった。他は、たいしたことのないおもちゃやお菓子ばかりだったから、これにした。残りの10点でラルフがチュッパチャプスをもらったけど、それも私にくれた。

 こういったアトラクションが手前にあって、奥にはテントがある。テントと言っても、寝泊まりするテントではない。そう。ドイツと言えばビール。ビールを飲むテントだ。テントの手前に食べ物を売ってるところがあって、そして800人分くらいの長椅子と長テーブル、一番奥にステージがある。ドイツのお祭りでは生演奏を聴きながらビールを飲む。

 まだ8時半過ぎだから、外は昼間のように明るい。9時頃になってようやく演奏が始まった。でも今日はジャズ系の演奏で、あまりノリがよくなかった。お父さんが「飲めるよね?」と言って、1リットルジョッキのビールを注文してくれた。ビールを飲みながら、入り口の所で買ったブレッツェル(8の字型のパン)を食べる。これがまたビールに合う。

 10時前に、会場を後にして、家に帰った。ラルフは、いつものワールドカップ観戦。私はテラスで一服していた。そこにお父さんがきて、地下倉庫からビールを持ってきて、一緒にビールを飲んで、一服しながら1時間半くらいしゃべった。単語がわからないのがあるから、全部は理解できなかったけど、失業問題や戦争問題について話した。