Volksfest (2)

Volksfest(村祭り)
Montag 29. Juni 1998
晴れ 25度
今日から金曜日まで、日中はこの家に私一人だ。ラルフは2交代制の仕事で、今週は早朝から2時半まで仕事で、3時頃にならないと帰ってこない。お母さんは小学校の先生で、帰ってくるのは早くてもお昼過ぎだ。フランツィスカはニュルンベルクで働いていて、帰ってくるのは5時半頃。お父さんはそれよりちょっと遅い。
冷蔵庫の中に入ってるものはなんでも食べていい、と言われていた。パンやティーバックがどこに置いてあるかも教えてもらった。水やジュース類がキッチンにあるけれど、他のものが飲みたいときは下の倉庫から勝手に取ってきていい、とも言われていた。
一人でパンとハムで朝食を取った。初日に散歩をしたときに、スーパーがどこにあるか教えてもらってあったから、スーパーへ行くことにした。私はドイツのスーパーへ行くのが好きなのだ。家から町の中心に行く間に2つのスーパーがある。近い方のスーパーは安いけどたばこは売ってない、と言っていたから、もう一つのスーパーへ行った。
食べるものは買う必要がない。でも、棚に並んでるものを見ているのは楽しい。さんざん見て回った後、お目当てのたばこを買って帰ることにした。たばこはレジの並びの棚に置いてある。日本に置いてあるものとはかなり違う。もちろん、日本の銘柄は売っていない。アメリカとヨーロッパ産のものばかりだ。Marlboro Medium(日本風に言うとマルボロマイルド?)とWest light(ウェストライト)を買った。マルボロは日本でも売っているけど、このMediumは売っていない。Westは日本では売っていないけど、マクラーレンの冠スポンサーで、このlightのパッケージの色がマクラーレンのカラーに使われている。
12時半頃、お母さんが帰ってきた。昼ご飯を食べながら少し話した。ドイツ語の話になって、お母さんがいろいろと私に単語を教えてくれた。まずはテーブルにあるものから、「これは?」「これは?」と聞いてくる。分からないものがあればちゃんと教えてくれる。そして復習。順番を変えて「これは?」と聞くのだ。
次にキッチンのものにうつった。キッチンのものの方が難しかった。でも、水道の蛇口を答えると、「あらまぁ。こんなのよく知ってるわね。」とお母さんも驚いていた。私もなんでそんなものの単語を知ってるのか不思議だ。3年前、Lessing-KollegでThemen 1でさんざん憶えされられた単語の中に、「水道の蛇口」があったのだ。
3時頃、ラルフが帰ってきた。そして3時半にまたご飯。これは夕食なんだろうか??? 4時半からワールドカップ。ドイツ対メキシコ戦で、2対1でドイツが勝った。
6時頃、お父さんが帰ってきた。私とラルフは今日もVolksfestへ行くことにしていたので、6時半頃出かけた。出かけようとしていた後ろから、お父さんが「後から行く!」と言っていた。
今日は少しだけ外のものを見て、すぐにビールのテントに入った。そして1リットルのビールを注文。8時半頃お父さんが来た。今日は昨日よりも人が多くて、9時にはテントがいっぱいになった。ステージでの演奏も、昨日のとはうって変わって、楽しいものだった。踊りたくなるようなものばかりだ。
ラルフは、ワールドカップを見たいから、と9時半頃帰ったけど、私はお父さんと残った。時間を追うごとに会場はどんどん盛り上がっていく。ビールをもう一杯飲むことにした。さっきお父さんが飲んでいた、ビールとリモナーデを混ぜたラドラーというやつだ。これも1リットルジョッキ。
最初、踊っている人は半分もいなかった。演奏はずっと続いている。そのうち、8割方の客が踊り始めた。夫婦が手を取り合って踊っていたり、小さな女の子が踊りながら「お父さん、どう?」と自分の踊りを自慢したり。踊っている人の半分くらいは椅子の上に立って踊っている。椅子の上で踊る人がどんどん増えていく。10時半になって、花火があがるというので、みんなテントの外に出た。どんな花火かと期待した。でも、10発か20発くらいの花火だった。でも、みんな大喜びしていた。日本の5000発とか10000発とかの花火を見たら、みんなさぞかし驚くだろう。
このお祭り、11時までの予定らしかった。でも、12時までに延長された。花火が終わると、ますます盛り上がった。9割方の人が踊っている。椅子の上だけでなく、テーブルの上でも踊っている。テーブルの上で踊るなんて、日本では考えられないけれど、ここはドイツ。それでも、日本の「無礼講」とは違う、なんとも気持ちのいい盛り上がり方なのだ。歌って踊って、の世界がここにあった。