Regensburg(2)

ドナウ川沿いの道
Sonntag 5. Juli 1998
雨のちくもり 16度
今日は8時に目が覚めてしまった。でも、居間は閉まったままなので、ラルフとロサの寝室となっている居間に入るわけにもいかない。とりあえず、顔を洗ってから、部屋から外をぼんやりと眺めていた。この先、ラルフとロサと3人かぁ・・・、と憂鬱になりながら。外は雨がしとしとと降っている。
9時半頃、アンドレアが起き出して、遠慮なく居間に入り、マットレスで飛び跳ねて遊び始めた。ロサはTシャツとパンツ一枚の格好だ。二人がどういう関係か・・・まぁ、想像がつくだろう。
10時頃朝食を取り、その後もアンドレアは大はしゃぎだ。うさぎのブビコとじゃれあって、抱いたままマットレスを転げ回る。そのたびにブビコは悲鳴をあげる。マットレスを片づけた後は、アンドレアはラルフと踊り出す。とても楽しそうだ。
私はアンディやアリーナとベランダで一服してすごす。「彼女の名前なんて言ったかしら?」と言うので、「ロサ。」と言うと、「あぁ、そうだったわね。で、ロサと話はした?」とアリーナが聞く。「ううん。」と首を横に振ると、「やっぱりね。彼女、よくわからないわね。ドイツ語は話せないし、英語もよくできないし。ラルフにべったりだわ。Yumiko、これから困っちゃうわね。」と、心配そうだった。
アンディとも二人で話した。アンディは、「うちの会社には外国人がたくさんいて、ほとんどがドイツ語しゃべれないけど、問題なく働いてる。だから、ドイツで働きたいなら、ドイツ語ができないから無理ということはないよ。」と言っていた。
二人とも、私のことを心配してくれていた。
2時過ぎになってやっと雨があがったので、町に出た。今日も寒い。アリーナは、今日も私に上着を貸してくれて、「アンドレアのお昼寝があるから、家にいる」と言って家に残った。
3時頃、左の写真の遊覧船に乗って、50分間のドナウ川クルーズ(と言うほどのかっこいいものではないが・・・)をした。すごく寒い。天気も悪く、小雨が降り始めた。「中に入る?」と聞かれたが、「ここでいい。」と言って、私は甲板の席から動かなかった。ラルフはロサとべったりなので、アンディが私の相手をする。
遊覧船を降りてからも、そうだった。ラルフはロサにスペイン語で説明をしたり、話したりしている。だから、アンディが私にいろいろ町の説明をしてくれる。
ドームへ行った。このドームは有名らしい。「ドームのスズメ」と言われている合唱団(?)の合唱があって、それがまたすばらしいらしい。ドームの中も荘厳ですばらしかった。教会の中は落ち着く。それから、トゥルン・ウント・タクシス城(Schloss Thurn und Taxis)の周りにある散歩道を散歩した。
5時半すぎに戻って、昨日の残りのチェリーパイと、今日新たに焼いてくれたハニーパイを食べた。これがまたすごくおいしい。それから、ゲームをした。一対一でやるもので、最初はラルフとロサがやっていた。私はというと、アンドレアがお昼寝から起きてきて、私にお人形を持ってきて見せてくれたり、動物ごっこをしたりして、アンドレアと遊んでいた。ラルフが「Yumikoもやらない? ロサは弱いんだ。」と言うので、私もゲームに参加した。
8時を過ぎたので、そろそろPleinfeldに帰ろうか、ということになった。アンドレアはさっきまでの元気とは一転してとても寂しそうだった。アリーナに抱かれて、部屋のドアでさよならした。アンディが外の車まで見送りに来る。アンディと握手をして別れの挨拶をすると「いつでも歓迎するよ。また遊びにおいで。」と言ってくれた。私とロサが車に乗り込むと、アンディはラルフを呼び止めて、なにやら話し込んでいる。どうやら、ロサのことを話しているらしい。ラルフが「1ヶ月だ。彼女が帰ればそれで終わりだ。」と言うのが聞こえた。でも、その後もアンディがラルフに何か言っていた。
10時前にPleinfeldに到着した。ホッとした。ベランダで一服していると、お父さんも来た。ロサのことを少し話した。「彼女は、ドイツ語がしゃべれないみたいだね。どうやって会話してるんだい? まったく、インターナショナルな家だ!」と笑っていた。
それから夕食。フランツィスカも来て、一緒にしゃべった。ロサがドイツ語ができないから、フランツィスカは英語で話しかけるが、それすら理解していない。英語のできない私ですら理解できるような質問なのに、まったくちんぷんかんぷんな答えをする。
11時過ぎに部屋へ行った。ロフトのベットは今まで通り私が使うことになっていた。ラルフとロサは、下にひいているシングルサイズのマットレスで寝るという。
・・・・はぁ?
言葉が出なかった。同じ部屋で、一人(私)はロフトのベット、二人(ラルフとロサ)がシングルのマットレスで寝るのだ。これが1週間続くのだ・・・。