日本を発ってドイツへ

フランクフルト空港
いよいよ5月27日。待ちに待った日がやってきました。関西空港から出発するために、羽田から関西空港まで飛ばなければなりませんでした。羽田8:30発の飛行機に乗るために7時前に家を出ました。この日は母も会社を遅刻して羽田空港まで見送りに来てくれました。休みだというのに、友達もわざわざ朝から見送りに来てくれました。友達はふりかけとインスタント味噌汁を買ってきてくれていました。
母や友達と別れて搭乗ゲートへ向かいました。もう、気持ちはドイツへ飛んでいました。けど、実際にドイツに着くのは今から27時間も先です。とても長い道のりが待っていました。関西空港に着いてすぐにシンガポール航空の搭乗手続きをしました。手荷物が20kgをオーバーしていましたが何も言われず、席も通路側を取ってもらいました。その後、なるべく早く出国手続きをしました。出国ロビーにある免税店でたばこを2カートン買いました。税金は取られたら取られたでいいや、と思っていました。12:00いよいよ日本を出発。シンガポールまでは6時間10分、現地時間17:10の到着です。機内持ち込みした荷物が重くて上の棚に上がらず苦戦していると、私の後ろの席に座ったイギリス人のお兄さんが何も言わずに笑顔で手伝ってくれました。「Thank you...」とお礼を言いました。シンガポールまでは座席が結構すいていて、3人掛けの列の窓側に日本人の若いサラリーマン、一つ空席を置いて通路側に私が座っていました。日本人のスチュワーデスが多く、機内食の案内も苦労せずにすみました。結構あっという間にシンガポールに着きました。到着してまた荷物を下ろせずにいると、乗せるときに手伝ってくれたイギリス人のお兄さんが笑顔で下ろしてくれました。「Thank you!」今度はさっきより元気に言えました。けど、この二言だけが、私の日本からドイツに着くまでの22時間のうちで唯一しゃべった言葉でした。
問題は23:55にシンガポールを発つまでの6時間半をどう過ごすかでした。シンガポールに入国して見学するという手もありますが、私はあえてそれをしませんでした。とりあえず、空港の中を歩き回りました。そして一服。また歩き回り、免税店を覗いたりしましたが、あまり面白くはありませんでした。海外にいるという実感はなく、「日本とドイツの空路の途中」という感じでした。2時間で飽きてしまいました。トランジットのロビーにはたくさんの人がいました。それを見物することにしました。日本人も結構たくさんいます。明らかに新婚旅行だな、というカップル、サラリーマン、ツアー客、色々な人がいました。
やっと23:00。搭乗ロビーへの入場が始まりました。が、私が乗る予定のSQ026はNEW YORK行でした。これで合ってるんだろうか?途中でフランクフルトに止まるんだろうか?という疑問を持ちながら、入ると何も言われなかったので合っているようでした。待合室に入るとまだ10人もいなくて、私は入り口の近くの椅子に座って入ってくる人を眺めていました。ずーっと見ていましたが、日本人はどうやら私一人のようでした。
23:55シンガポールを出発。今度の機内はほぼ満席状態でした。隣には金髪の少女、その奥の窓際にはそのお父さんらしき人が座りました。斜め前には教会の年配のシスターとその人よりも年配のシスターが座っていました。乗ってすぐ機内食が出ました。機内食を食べ終わると2時くらいでした。シュワルツネッガーが妊娠する映画をやっていたのでドイツ語モードで終わりまで見ましたが、全く理解できませんでした。それから6時間くらい寝たでしょうか。目が覚めると、外はもう明るくなっていました。少しすると朝食が出てきました。その後トイレに長蛇の列ができたのです。これは驚きでした。
ドイツの大地が見えてきました。やっとドイツに着いたのです。ずっと夢見てきたドイツが眼下に広がっています。フランクフルト空港に着陸しました。飛行機を降りて流れに従って歩いて行きます。いよいよ入国手続きです。これもすごい列でした。30分並びやっと私の番がきました。何を聞かれてるのかほとんど分からず、滞在期間と目的だけは答えられましたが、あとは滅茶苦茶な答えをしました。が、審査官は諦めたのか呆れたのか、入国許可の判をパスポートに押してくれました。
さて、スーツケースはどこで受け取るんだろう?初めての海外、国内でも飛行機に荷物を預けたことがなかったので、どこで受け取るのかさっぱり分かりません。ドイツ語で色々書いてありますが、読めません。とりあえず、荷物を受け取るらしい絵を頼りに歩いていきますが、そちらに歩いていく人もいません。荷物の受け取りは下に降りるようになっていましたが、そこを降りていく人もいません。本当にこれで合ってるんだろうか・・・?下に降りていくと荷物が流れていました。あった、あった!けど、流れている荷物はまばらで、私の荷物はもうすでに何十回もそこを回っていたようです。どうりで、誰も降りてこないはずでした。スーツケースをそこから取って一安心。さて、今度はどこから出たらいいのだろう?出口らしきドアが2つあります。そこは税関にもなっているようでした。たばこが2カートンあるから税金をとられるだろう、でも、どっちから出たらいいんだろう?申告ありと申告なしの表示が私には読めませんでした。えーい、どっちでもいいや!と右側の出口から出ると何も呼び止められず、出ることができました。わーい、ラッキー!!
出口を出ると、目の前にきよちゃんと黒人二人が私を待ち受けていました。きよちゃんは寮で一緒のギニア人兄弟(上の写真。手前がお兄さんのソロ、後ろが弟のムサ)を連れてきていたのでした。