マールブルクへ帰ってくる

マルクトプラッツ(マールブルク)
1カ月の旅行を終え、6月30日にマールブルクに戻ってきました。海外に帰る場所があるというのは、とてもいいものだと思いました。本当は7月1日に戻ってくるはずでしたが、持っていった33万円が底をつく前に帰ってこなければ、と学校に電話して1日早く帰ってきてもいいか聞いたら部屋は空いてるから帰ってきてもいいよ、とOKが出たので、1日早く帰ってきたのです。それに、イエリとピンがフランクフルトに移るのが今日だったので、行ってしまう前に帰って来たいという気持ちもありました。
2時半にマールブルクの寮に帰ってくると、ちょうど今日帰ろうとしている日本人の女性に会いました。「寮に住んでたんですか?」と聞くと「そうです。もしかして、きよしさんですか?」と逆に聞かれました。なんで知っているのか聞くと、「ピンが、いつも、”きよしはいつ帰ってくるの?”と千穂さんに聞いてたんですよ。学校でも先生に、”きよしはいつ帰ってくるの?”ってよく聞いてたので、きよしさんは有名人でしたよ。」と教えてくれました。ピンとイエリは、まだフランクフルトへは発ってないとのこと、急いで寮に入りました。
ピンとイエリの住んでる部屋は1階なので3階へ上がる前に2人の部屋に行ってみましたが、いません。そこに、同じ1階に住んでいる人が通りかかったので、「ピンとイエリは、まだいるって聞いたんだけど。」と聞くと、「お父さんとお母さんが来て、さっき散歩に行ったよ。もうすぐ帰ってくると思う。」と教えてくれました。「とりあえず、荷物を置いて落ちつこう。」と、3階に上がりました。出発する前に、大家さんに預かってもらっていた、旅行に必要なかった荷物を受け取りに行きました。預かってもらっていた箱に積めてあった荷物と、旅行から持って帰ってきた荷物を出して、クローゼットやタンスの引き出しに入れ替えました。キッチンへ行くと、さっき寮から帰っていった女性の書き置きがあり、「冷蔵庫と棚に入ってるものは全部食べられます。よかったら食べてください」とありました。棚にはパスタ、日本から持ってきたと思われる”粉末だし”などの調味料、冷蔵庫には卵や未開封のジュース、バターやジャムなどが入っていました。
キッチンで一服していると、下からイエリとピンが上がってきました。「旅行はどうだった?楽しかった?」と聞いてきます。フィレンツェで買ってきたおみやげを渡して、旅行で起こったハプニングを話しました。イエリが「ピンは日本語を覚えたよ。」と言うと、「とーりゃんせー とーりゃんせー」とピンが歌を歌い始めました。しかもその歌は散歩の時に歌う歌だと教わったそうです。他にもくだらない日本語を覚えていました。誰に教わったのか聞くと、エイイチに教わったと言います。「まったく、間違ったことばかり教えて・・・」と呆れる私達をよそに、ピンは日本語を覚えたと喜んでいました。
イエリが「もうそろそろ行かないといけないの。まだ住所は決まってないけど、きよしとゆみこの結婚式の時には決まるから。結婚式には絶対に行くからね。」と行って、下に降りて行き、フランクフルトへ発ちました。
少しすると、千穂ちゃんが来ました。そして、学校の状況や、寮の住人達の近況を教えてくれました。同じ3階に住んでいたイエメン人のカマルは、10日くらい前に、新しいアパートを見つけてそこに移り、それ以来なんの連絡もないとのこと・・・。まゆみさんは、結局3週間ほど寮に住み続け、千穂ちゃんやさっき帰っていった女性と夜な夜な飲み歩いていたそうです。それを続けていると北欧を旅するお金がなくなってしまうと思いつつ3週間続け、やっと決心して北欧へ旅立ったのは24日だったそうです。