ハンブルクからコペンハーゲンへ

Kobenhavn_Bahnhof

コペンハーゲンの駅

コペンハーゲンの市内地図を見る(383kb) 

Freitag 2.Juni.1995

 0:00少し前にハンブルクへ到着しました。駅にあるお店はほとんど閉まっていましたが、食べ物関係の店はまだ開いていました。とりあえずカフェレストランのようなところに入って一息ついたところに、「0:30でお店を閉めます」と店員が言いに来ました。ギリギリまでねばって店を出ましたが、コペンハーゲンへ向かう電車は2:45発なので、あと2時間以上あります。マクドナルドはまだ開いていましたがすごい混雑していたので、ジュースとポテトとハンバーガーを買って外で食べました。ちょっと駅の外に出てみようか、ということになり外に出てみましたが、やはり真夜中なので街は真っ暗で歩き回るには危険でした。しょうがないので駅に入り、駅の中にある閉まっている店のショーウインドウを眺めたり、歩き回って大きいハンブルクの駅の中を見て回りました。それでもすることがなくなり、出発する予定のホームへ降りて待合室に行ってみましたが、ちょっと危険そうだったのでホームにあるベンチに座って電車が入ってくるまでの時間を過ごすことにしました。6月に入ったとはいえ、さすがハンブルク、長袖のシャツ一枚では寒すぎました。こんなに寒いとは思ってもみなかったので、セーターや上着は持ってきていませんでした。しょうがないので、もう一枚シャツの上から厚手のシャツを着ることにしました。

 それでも寒さはしのげませんでした。ですが、2:20過ぎにはコペンハーゲンへ向かう列車がホームに入ってきました。この列車では簡易寝台の予約をしなかったので、ユーレイルユースパスが有効の二等車の自由席で夜を明かさなければなりません。早速、列車に乗り込み、どこのコンパートメントにするか物色を始めました。二等車でも予約が入っていたりするので注意しなければいけません。さすが、一夜を明かさなければならないだけあって、予約の入っているコンパートメントがほとんどでした。予約の入っていないコンパートメントの中でも、トイレに近すぎない所を選んで、寝られるように椅子を倒して平らな状態にしました。列車は定刻通りに発車しました。疲れがたまっていたせいもあって、すぐに眠りに落ちました。間もなくすると、車掌が検札に来ました。自由席なので鍵も閉まらないし、車掌も乗客が寝ていようがなんだろうがお構いなく検札に来ます。しばらくすると、列車が止まって、後進したり前進したりスイッチバックが始まりました。列車が船の中に入ったようです。私は疲れていたので列車から降りて船に移る元気はなくて、ただ寝ていました。

 6:30くらいでしょうか、3時間ほどの睡眠から目覚めると外は明るくなっていました。カーテンを開けると窓いっぱいに緑の大地が広がっています。時々、ポツンポツンとこじんまりした木や家が見えます。「あぁ、私は今コペンハーゲンに向かってる。ヨーロッパにいるんだ!」と、この時始めて実感したのです。それからはずっと窓から景色を眺めていました。わき目もふらず、ただただデンマークの大地を眺めていました。7:30過ぎくらいから、列車は街の中を走り始めました。辺りはデンマークの家並が続きます。マールブルクの街並とは明らかに違う街並でした。暗いオレンジとグレーの街並、ここからアンデルセン物語が生まれたのが分かる気がしました。

 8:30にコペンハーゲンの駅に到着しました。雲の多い、ちょっとどんよりした天気でした。