コペンハーゲンのデパート

Kongens Nytorv

コペンハーゲンの街

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Samustag, 3. Juni.1995

 また歩き始めました。だいぶ賑やかな所へ来ました。デパートがあったので中をのぞいてみることにしました。普通の土曜日は1時くらいで閉店です。今日は幸運にも第一土曜日なので、閉店時間は夕方すぎです。中に入ると、1階には化粧品や女性装飾品(帽子やバッグなど)があって、日本のデパートとあまり変わりはありませんでした。2階や3階へ上がると日本と同じように服などがありましたが、どれもサイズが大きく、センスもまったく違うものばかりでした。家庭用品のフロアもあります。さすがヨーロッパ、というようなキッチン小物が並んでいます。「さすが、ヨーロッパ」っていうのはどんなもの?と思うかもしれませんが、なんて言えばいいんでしょう、日本でもスーパーではなく、デパートに並んでいるような、ちょっとお洒落で、使うのはもったいないような、モノです。

 最上階にはセルフサービスのレストランのようなものがありました。そういえば、朝食を思う存分食べたとはいえ、その後ホットドッグを1つ半分こして食べただけです。お腹がすいたのと歩き疲れたのとで、軽く腹ごしらえをすることにしました。トレーを持って、ケースに並んでいるものを、中にいる店員に言って取ってもらって、レジで一括して払ってから食べるのです。「コレ!」と指でさすと、店員が「これね?」と確かめるので、「ヤー!」とドイツ語で答えて取ってもらいました。

 一休みして、同じフロアを見て回りました。おもちゃ売り場や本屋などがあります。おもちゃ売り場ではかなりの時間をつぶしました。日本の精巧に作られたおもちゃとは違う、素朴で見たこともないようなおもちゃがズラリと並んでいます。積み木のようなものも含めて、木でできたおもちゃが多いのです。こういうおもちゃで遊んで育つ子供は幸せだろうな、と思いました。

 本屋には驚きました。入口と出口が別に設けられていて、いったん中に入るとレジを通らないと出られないようになっていました。治安のいい日本で育った私には想像もつかないことでした。それでも中に入って、どんな本を売っているのかひと通り見て、レジの人に「買うものはなかった」と言って出ました。

 それからまた街へ。そこは歩行者専用道路で、両脇にはたくさんのお店が並んでいます。道路では、大道芸人やいろいろなパフォーマンスを披露する人があちらこちらにいました。絵を描く人、ガラスに張り付けるとコロコロガラスに沿って落ちるおもちゃを売る人が店のショーウインドーに向かって投げつけいるのを見て楽しんでいる人、閉店したデパートの前で衣装を着て小さい劇をしている子供、どれを見ても飽きないものばかりでした。娯楽施設がなくてもこんなに楽しんでいる人々、それを一緒に楽しむ私、休日というものを休日らしく感じることのできた貴重な旅になりそうです。