パリを歩く

ヴェルサイユ宮殿を門から眺める

パリ(メトロ)の地図230kb
パリ(市街地)の地図255kb

Dienstag , 06.Juni . 1995

 昨日はきよちゃんがパリの人間の冷たさに怒りまくりながらも、地下鉄に乗ってリオンまで行き、駅の近辺で安そうなホテルをいくつか当たって見つけました。駅で両替もしました。レートは1フラン=19.41円で、手数料25フラン引かれ、30,000円が1520フランになりました。2泊3日、これで過ごす予定です。

 今日はヴェルサイユへ行く予定です。その為にフランスへ来たのです。けど、フランスのガイドブックを持っていなかったのでどこにあるのか見当もつきませんでした。4月にきよちゃんと同じクラスにいたフランス人の女の子がヴェルサイユに住んでいると言っていたので住所と電話番号は聞いてありました。パリに到着して電話をしたら行き方を説明してくれたようなのですが、電車の名前を言われてもわからず、パリ市内にあると思い込んでいた私達は、まぁどうにかなるさ、と思っていました。地下鉄の地図を見たら、12番の地下鉄の終点近くに「Porte de Versailles」という駅があったので、ここだ、と思い、「なんだ近いじゃん。だったら、とりあえずパリの街も見ておこう。」と1番の地下鉄に乗り込みました。

 どこで降りたらいいのか分からず、とりあえずルーヴルを過ぎてからすぐの「Tuileries(チュイルリー)」で降りました。チュイルリーといえば、フランス革命勃発後、ルイ16世一家が幽閉されていた所です。そこから歩いてシャンゼリゼ通りを目指します。コンコルド広場(マリー・アントワネットがギロチンで処刑された所)を抜け、緑の中を歩き、やっとシャンゼリゼ通りに着きました。「これが有名なシャンゼリゼ通り???」という感じでした。

 「まぁ、せっかく来たんだから、カフェにでも入ろう。」と適当に入りました。注文をとりに来たウエイターが私達を日本人と見るやいなや、「カフェ・オレ?」と聞きます。けど、私達は笑って、きよちゃんはイタリア語で「カプチーノはある?」と聞き返しました。私は「テ・オレ」と頼みました。カプチーノとテ・オレを運んできて、ウエイターは「僕もイタリア語は話せるんだよ。けど、日本人なのに珍しいね。日本人はみんなカフェ・オレを頼むのに。」と、びっくりした様子でした。それから話がはずんで少し話しました。

 それから歩いて凱旋門へ行きました。「おー、これが凱旋門かぁ。」と少し感動して、じゃ、次はエッフェル塔へ行こう、と、またエッフェル塔まで歩きました。途中、中華料理屋に入り、昼食をとりました。エッフェル塔にもとりあえず感動して、売店でパリ特有のサンドイッチを一つ買って、大きいので半分こして食べました。それから公衆トイレに入りました。公衆トイレに入るにも2フランとられます。それからヴェルサイユを目指すべく地下鉄へ。

 6番の地下鉄に乗り、「Pasteur」で12番の地下鉄に乗り換えました。そして「Porte de Versailles」に到着。けど、降りる人はほとんどなく、どう見てもヴェルサイユ宮殿がある駅のようには見えませんでした。でもとりあえず降りよう、と降りました。改札口に上がっていく階段の所に駅員がいて呼び止められました。「あなた達、どこへ行きたいの?」と聞いてきます。「ヴェルサイユへ行きたい」と言うと、「ここにはChateau de Versaillesはないのよ。」と言うのです。「もう一度来た方向に戻って、Javelという駅で地上を走るに乗り換えなさい。1時間くらいかかるわよ。」と言われ、愕然としました。もうすでに3時半をまわっていました。

 「そういえば、あの子(フレゴール=フルールちゃん)、なんとかっていう電車に乗ってきて、って言ってた。」と、今さら言うきよちゃん。「なんのために来たくもないパリに来たと思ってるの!」と、今度は私が怒りまくりました。RERのCのホームに着くと、ちょうど10分後にVersailles R.G.行の電車がありました。その車中も私はずっと機嫌が悪く、「間に合わなかったらどうしてくれるの。」とぶつぶつ文句を言っていました。5時過ぎにVersailles R.G.に到着しました。急いでInformationへ行きました。「ヴェルサイユ宮殿は何時まで見られるの?」と聞くと、「まだ大丈夫。6時まで入場可能よ。」と言われホッとしました。でも、フレゴール=フルールちゃんと6時半に待ち合わせしていたので、あまり時間がないのは一緒でした。そこから5分くらい歩いた所にヴェルサイユ宮殿はありました。大きな門の前まで来てみると、広い石畳の向こうにヴェルサイユ宮殿があり、私を待ち構えていました。