シヨン城へ

シヨン城
Donnerstag , 08.Juni . 1995
朝、一階へ降りて行き、朝食をとりました。もうすでに朝食を終えている人が多いらしく、私達だけでした。でも、この朝食がとてもおいしかったのです。スイスなので、ハイジの白パンが出るのを期待していましたが、ここはフランス語圏、フランスパンとクロワッサンでした。バイキング形式で、ハムやチーズ、これらはコペンハーゲンと同じような物でしたが、ハムも数種類あったり、カットフルーツやフルーツポンチまである豪勢な朝食でした。普段は飲みもしない牛乳を2杯も飲んでしまいました。
今日はシヨン城へ行くことにしています。ホテルの前から出ている登山電車?(左の写真の左側。右側はもう使われていない)で降りることにしました。山を直角に下りていく無人電車です。片道4スイスフラン位ですが、検札にくるわけでもなく、10分位で下に着いてしまうので無賃乗車しました。そこからシヨン城までバスも走っていますが、散歩がてらレマン湖畔を歩いて行きました。葡萄畑があったり、レマン湖の向こう側にはアルプスの山がそびえ立ち、あれがアルプスの山かぁ、などと感動しながら歩いていくと、1時間はあっという間でした。
シヨン城は湖に浮かぶお城で有名です。6.5スイスフランの入城料を払うと、日本語の簡単なパンフレットをくれました。日本人がたくさん観光に来るのでしょう。そのパンフレットはかなりシヨン城をかなり詳しく説明してあって、順路に従って歩きながら、「ここは牢獄かぁ。」とか、「ここは牢獄と絞首台の部屋だ。ここで何人の人が絞首刑にあったんだろうね。」など言いながら進んでいきます。
地下から1階に上がると、そこには1つしか見られる部屋がなく、2階へ上がりました。2階はサヴォア公時代の紋章の間、控室、寝室、応接間などがあります。右の写真は13世紀のトイレです。長椅子のようなものに、穴が二つ開いていて、そこに座って用を足すようになっています。穴を覗くと湖までつながっていて、湖に垂れ流しにしていたようです。中世の人々は朝ここに並んで座って、お話しながら用を足していたのかしら??? そこで関西人のきよちゃんはここで写真を撮ると言ってポーズをとりました。まさか、このポーズをとったせいで、後でたたられることになるとは、この時は思いもしませんでした。
一通り見終わって外に出ると、日本人のツアー客がいました。ほとんどの人が新婚旅行らしく、男女のカップルでした。少しするとバスに乗り込んで去っていきましたが、なんか時間に追われて旅行することが哀れに思えました。
私達は普通の市バスに乗り、モントルーの駅のそばまで行き、そこで降りてかなり遅めの昼食を取ることにしました。普通のレストランでは高いので、セルフサービスのレストランに入りましたが、食べたいものがたくさんあって、そのパスタも、そのサラダもと取っているうちに、結局50スイスフランぐらいになってしまいました。
それからレマン湖まで行き、散歩しました。ここは高級リゾート地らしく、年配のこぎれいな格好をした老夫婦が散歩していたり、お金持ちそうな人が大きな犬を連れて散歩していたりします。ちょっとした屋台がありました。そこでジュースや軽食が買えますが、ケバップ(羊肉をはさんだサンドイッチで、トルコのファーストフードのようなもの)も売っていました。驚いたのはこの値段です。ドイツではケバップはかなりメジャーな食べ物になっているので、どこの街でも売っていますが、マールブルクでは3.5マルク(220円)くらいでした。ところが、ここでは同じような大きさのケバップが11スイスフラン(800円)くらいするのです。スイスの物価が高いからなのか、それともここが高級リゾート地だからなのか、納得がいかず、食べたかったけど我慢しました。
それからスーパーへ行って夜食べられそうな軽食と水を買って、夕方ホテルへ戻りました。夜はとても静かで、なんの音も聞こえません。ところが、どうも隣の部屋から時々物音がするのです。けど、この建物には私達以外誰も泊まってる様子はなかったし、廊下は真っ暗で、人が出入りしてるとは思えません。窓を開けて身を乗りだし、隣の窓を伺ってみましたが明りもついていません。人の声もしません。が、物音が時々するのです。もしかして、ここはおばけが出るから安いんじゃないの?と思ったほどでした。