ドゥオーモへ

「子椅子の聖母」ラファエロ作
Sonntag - Montag , 11-12.Juni . 1995
今日は、あまり天気はよくありませんでした。が、絶対に今日こそドゥオーモの中を見なければ!とドゥオーモへ向かいます。まず、ドゥオーモの中へ入りました。入る時、イタリア人などのキリスト教徒は入口を入ったところで十字を切っています。コペンハーゲンで教会の鐘の音を聞いてから、宗教(特にキリスト教)について、漠然とですが考え初めていた私にはとても衝撃的な瞬間でした。宗教っていうのは、本来はこういうものなんだ、と。
中はとても言葉では言い表せないほどのすばらしいものでした。とりあえず、中を一通り見て回り、最後にミサの時などに座る椅子に座ってみました。とても落ちついて、周りの装飾や像などに囲まれ、心が洗われていくような感じでした。しばらくすると、きよちゃんが「疲れたから出よう。」と言うのです。もう少しそうしていたかったのですが、しょうがないので出ました。
それからガレリアへ行き、きよちゃんはちょっと変わったネクタイを買いました。25000リラだから、日本円で1250円です。きよちゃんはかなり気に入ったようでした。ガレリアをぶらぶら歩いていると、昨日隣のリストランテにいた日本人のツアー客が自由時間のようで歩いていました。ブランド物のバックを持って・・・。
ガレリアの角のショーウインドウに飾ってある一枚の絵がとても気になりました。最初の日に見つけましたが、やはりドゥオーモを見た今でもその絵を見るととても心がなごむ絵なのです。それが上の写真(絵)です。けど、まだ誰の絵なのか、どこへ行けば見られるのか分かりませんでした。
それからトラムに乗り、適当な所で降りました。そこから少し戻るとゲームセンターがあって、中に入ってみました。あるゲームは日本製のものがほとんど。それもゲーム機がしゃべる言葉は日本語のままです。日本のゲームってすごいんだなぁ、と感心してしまいました。中は、中学生くらいの子供たちで賑わっていました。日本と違うのは、そこで遊んでいるのは中学生くらいの男の子がほとんど、ということです。一昔前の日本のゲームセンターの光景と似ています。ジュースを飲めるカウンターがあって、そこでジュースを飲みました。
ゲームセンターを出ると、雨がパラパラと落ちてきました。またトラムに乗り(もちろんただ乗り!)ドゥオーモの前まで戻ります。ブティックに入って少しイタリアファッションというものを見てみました。ブティックのお姉さんは私達が汚い格好をしているのであまり相手にしません。一応「何をお探しですか?」と聞いてきたので、「見てるだけです。」と答えると立ち去っていきました。雨が上がる様子もないし、目の前にセルフサービスのレストランがあったので、そこに入り、かなり遅めの昼食を取ることにしました。食べたいものを取り、レジに並びます。26000リラだったので、50000リラを払うと、34000リラが返ってきました。おや?と思いつつ、そのまま10000リラをもらってしまいました。イタリアはよくおつりをごまかされると言いますが、単に計算が苦手なんじゃないの?と思いました。実際、故意に間違う人もいるのでしょうが・・・・。
きよちゃんが「お尻が痛い」と言い出しました。座っているのがつらい、と言うのです。外に出てもまだ雨は降っていました。少し歩くと、「歩いてても痛い。」と泣き出す始末。しょうがないので、ホテルに戻ろうとメトロに乗りました。メトロを出ると、さっきまでの雨とは違い、大雨でした。出口では黒人が傘を売っています。とりあえず、メトロの駅の地下構内にあるカフェに入り、きよちゃんがその黒人に傘はいくらか聞きに行きました。「クインディチ(15)」を「チンクワンタ(50)」と勘違いし、50000リラ(2500円)は高いからと一旦帰ろうとしてもう一度聞くとやはり「クインディチ(15)」だと言うので、迷わず買ってきました。
ホテルに戻り、フロントのおばさんに「ネクタイを買ってきたんだけど、これはどうやってすればいいの?」ときよちゃんが聞くと、「あら、いいネクタイね。これはこうやって締めるのよ。」と教えてくれます。部屋に戻っても、やはりお尻が痛いらしく、本当は明日出発する予定でしたが、ゆっくり休もうということになって、もう一泊できるかどうか聞いてくる、と聞きに行って、事情を話してきたようです。
次の日の朝、きよちゃんがシャワーを浴びている間におばさんが来て、「今日もここに泊まるのよね?」と聞きますが、私はイタリア語がほとんど分からなかったので答えられません。とりあえず、「オッジ(今日)」と言いながら手振りでここに泊まると説明しましたが、理解できないらしく、「OK。また後でくるわ。」と諦めてフロントに戻っていきました。きよちゃんが戻ってきて、フロントに「今日も泊めてね。あと朝食ちょうだい。」と頼みに行きました。
昼過ぎに隣のリストランテでお昼を食べ、足を伸ばしてピザ屋まで行きどれがおいしいのか聞いて一番シンプルな「ピッツァ・マルゲリータ」を夜のために買いました。そしてホテルに戻ってトランプをしました。昨日、メトロの駅で買ったトランプが、こんなに重宝するとは夢にも思いませんでした。きよちゃんのお尻は、よくなる気配はありませんでした。シヨン城のトイレのたたりが今起き初めているのでした。