ロミオとジュリエットのバルコニーでの出来事

ジュリエット像とバルコニー
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Mittwoch , 14.Juni . 1995
今日は、ジュリエットの家を見に行くことにしました。それほど大きな街ではないので、アレーナ周辺の見所はすべて徒歩で充分に見て回れます。ホテルを出て、とりあえずまっすぐ北の方に向かって歩いていくと、サン・フェルモ・マッジョーレ教会がありました。その先には賑やかな細い通りがあって、アクセサリーの露店が出ていたりして、とても賑わっていました。寄り道をしながら、その道を抜け、ジュリエットの家へ向かいます。
バルコニーは中庭にあるので、道路からは見えません。道路に面してレストランがあり、その横にバルコニーのある中庭へ通じる入口があります。中庭に入ると、右上にバルコニーがあり、そのバルコニーの下にジュリエットの像があります。そのジュリエット像の右胸をさわると、幸せな結婚が出来るという言い伝えがあるそうです。だから、ジュリエット像の右胸は、みんなが触るらしく、銅色のまま、黒くなっていません。私も、結婚を目前に控えているので、触っておくことにしました。
ジュリエットの家の入口の横のベンチに座り、人の観察を始めました。まず最初に日本のツアー客が添乗員に連れられてやってきました。「はーい、写真を撮ったら、バスに戻ってくださーい!」と添乗員が叫んでいます。10分もいないで、そのツアー客は去っていきました。次に、アメリカのツアー客がやってきて、やはり添乗員が「写真を撮ったら、バスに戻ってください!」と叫んでいます。アメリカのツアー客は、ジュリエット像の右胸の言い伝えを知ってるらしく、半分くらいの人が触っていました。アメリカのツアー客も10分ほどで去っていきました。次にまた日本のツアー客、ほぼ同時にドイツのツアー客が来ました。ドイツの添乗員もやはり、「写真を撮った人から、順に出てください!」と叫んでいます。ドイツのツアー客もジュリエット像の言い伝えを知ってるようで、なぜか、おばさんまでもが右胸を触っていました。30分の間に、4組のツアー客がやって来て写真を撮ってすぐに帰っていきました。
雨が降り始めたし、お腹がすいたので、マクドナルドで遅めの昼食を撮ることにしました。カウンターで注文していると、後ろから「トイレはどこにあるかしら?」という声が聞こえました。振り返ると、子供を抱き抱えたおばさんがかけ込んで来た所でした。カウンターのお姉さんも「上よ。」と普通に返します。あれ?今のおばさん、ドイツ語だよ?カウンターお姉さんも、動じもせず答えてたよねぇ?あれれ?ここはイタリアでしょ・・・・?と訳が分からなくなる出来事でした。ここ、ヴェローナは、イタリアでも北部にあり、ドイツ人の観光客が多いようです。そういえば、町中でもドイツ語が飛び交っていました。けど、マクドナルドのお姉さんまでドイツ語が分かるとは・・・・!
雨が上がったので、メインストリートでウインドウショッピングをすることにしました。ショーウインドーを覗いていると、やはり同じように横で覗いていたドイツ人のおばさん2人組の片方が、「あら、これいいわねぇ。」と言います。きよちゃんが、「安いしね。」とドイツ語で返すと、おばさんは、きよちゃんを見て、「この人が言ったのかしら?いや、まさか・・・。」といった感じできょろきょろしています。
夜ご飯は、昨日食べに行った中華料理屋へまた行くことにしました。昨日、少し店主としゃべっていたこともあって、今日も、帰り際、少ししゃべりました。帰ろうと店の扉を開けると、外は大雨でした。ホテルはすぐ近くなので、普通の降りなら走って帰ればすみますが、バケツをひっくり返したような"どしゃぶり"です。店主が、「この傘を持って行きなさい。明日返してくれればいいから。」と傘を貸してくれました。ホテルに戻ってすぐ、ミラノで買った傘を出してきて、きよちゃんが傘を返しに行きました。
きよちゃんのお尻は、座っていると痛い、歩くのも痛い、仰向けに寝ても痛い、という状況でした。お尻に出来た"できもの"は、すでに直径4cmほどになって赤紫色に腫れ上がっていました。ラヴェンナへ行ってから、ジョバンナの住むフェラーラへ行く予定でしたが、ラヴェンナへ行くと言ってきかないきよちゃんを「こういう時は知人のいる街にいる方が安心だよ。もし万が一病院へ行くにしても、その街のことをよく知ってる人がいた方が安心だから。」と言ってなだめ、明日はフェラーラへ向かうことに決めました。きよちゃんは、海外旅行用の障害保険に入ってこなかったので、病院へ行くのをためらっていました。
ジョバンナの家へ電話すると、ジョバンナは明日の夕方、大学が終わってから家に戻ってくる、とのことでした。ジョバンナは、フォルリ(F1で有名なイモラの隣の町)にある大学に通っています。とりあえず、明日、フェラーラにさえ行けば、ひとまず安心です。