ジョバンナ家のゲストルーム

ジョバンナ家のゲストルーム
Samstag , 17.Juni . 1995
今日は、ジョバンナの家に泊まることになっていますが、約束の時間は1時半。ホテルのチェックアウトは特別に12時にしてもらって、ホテルを出た後、適当に歩いて小さなトラットリアを見つけて、そこで昼御飯を食べました。
1時半少し前に、ジョバンナの家に到着しました。呼び鈴を押すと、ジョバンナはわざわざ下まで下りてきて、門を開けて「時間ぴったりね。」と言いました。
上に上がり、ゲストルーム(上の写真)に案内してくれました。ゲストルームの奥には、ゲストルーム用のバスルームまでありました。バスルームには、バスタブ、トイレ、ビデ、シャワールームが完備されています。そのバスルームの天井には、見事な絵が描かれています。「この部屋は、自由に使ってくれていいわ。じゃぁ、あっちの部屋へ行ってるから、荷物とか片づけて落ちついたら来てね。」と言って、ジョバンナは部屋を出ていきました。
ジョバンナが出て行ってから、しみじみと部屋を見渡しました。部屋の広さは16畳くらいあって、天井もすごく高く、4mくらいあります。壁にも凝った装飾がしてあったり、さすが14世紀からの家だなぁ、と思いました。窓も、当時の窓の内側に防音用のガラスをとりつけてあります。この、ジョバンナの家は、エステンセ城が面しているメインの大通りに面して建っているので、家の前は車の通りが多いのです。
少ししてから、昨日パスタを作ったキッチンへ行くと、ジョバンナが本を読みながら私達を待っていました。「昨日言ってた、フィオリーレのビデオを借りておいたけど、見る?」と、ジョバンナが言います。きよちゃんは「もちろん!」と言って、ビデオを見ることにしました。もちろん、言葉はイタリア語で、日本語の吹き替えや字幕などありません。私は、この映画は見たことはなかったけど、本を読んでいたので、内容は知っていました。きよちゃんが理解できないイタリア語をジョバンナに聞きます。ジョバンナがドイツ語で説明します。それを聞いたきよちゃんが私に日本語で説明します。が、やはり、全部は理解できませんでした。
この映画はイタリアの映画なので、そのままイタリア語ですが、他のアメリカの映画なども、ビデオは日本のように字幕と吹き替えが選べるわけではなく、すべて吹き替えだそうです。人が1秒間に読んで理解できる文字数は決まっていて、日本語は漢字で文字数を省略できるので字幕にしても大丈夫ですが、イタリア語などアルファベットを使う国では、全部字幕にするわけにはいきません。だから、吹き替えなのだそうです。イタリアでは、その吹き替えも、例えば、ケビン・コスナーには誰、ジョディ・フォスターには誰、と声優が決まっているそうです。ついこの間、エディ・マーフィーの声をやっている声優が亡くなったそうです。「まるで、エディ・マーフィーが死んでしまったようよ。」と、ジョバンナは言っていました。
ビデオを見終わってから、ビデオを返しに行きながら、ドゥオーモの方へ散歩に行きました。イタリア領のチロルと呼ばれている「トレンティーノ地方」のフェスティバルが開催されていました。チロルの格好をした人たちがパレードしていたり、トレンティーノ地方の名産が売られていたりしました。
ジョバンナは、「大学で、私は、このトレンティーノ地方のボルツァーノの出身だと思われていたのよ。」と言いました。普通、イタリア人はイタリア訛りが入りますが、ジョバンナは、とてもきれいな発音のドイツ語を話します。ボルツァーノという町は、イタリア語同様にドイツ語も公用語として話されているそうです。それで、そう思われていたそうです。