結婚指輪を買う

ポンテベッキオの店の一つ

ポンテベッキオに並ぶたくさんの宝石店の一つ

フィレンツェの地図(155kb)

Sonntag , 25.Juni. 1995

 今日は夜にエンリコの家へ行きます。まず、昨日泊まったホテルをチェックアウトしました。が、130,000リラだと思っていたのは間違いで、160,000リラだったのです。きよちゃんがどこをどうやって聞き間違えたのか分かりませんが、ただでさえ予算オーバーだったのに、さらに30,000リラも足が出てしまったのでした。私は怒りに打ちふるえてプンプンしながらホテルを出ます。昨日予約した、メディチ家礼拝堂の向かいにある"Hotel Lorena"へ向かいました。まだチェックインの時間には早かったのですが、チェックインの手続きをしてくれて、荷物も預かってもらいました。きよちゃんがトイレに行ったので待っていると、フロントのお兄ちゃんが寄ってきて、私にイタリア語で話しかけてきます。きよちゃんがイタリア語を話すから、私もしゃべれるだろうと思ったのでしょう。でも、私はイタリア語は分からないので、何を言ってるのか分かりません。「ノノカピート」と言うと、お兄ちゃんは残念そうにその場を去ってフロントに戻りました。

 今日は、結婚指輪を買うつもりで、ポンテベッキオへ向かいました。ポンテベッキオはアルノ川にかかる橋で、橋の両側に宝石店がずらっとならんでいます。フィレンツェはカメオと金のメッカでもあります。プラチナは売っていません(売っているかもしれないけど、金が主流)。きよちゃんが3月に来た時にエンリコに教えてもらったお店へ行き、結婚指輪になりそうなシンプルな指輪を見せてもらいました。数万リラからあって、ちょっと細工をしてあるやつが気に入り、それは150,000リラ(7,800円くらい)でした。次にサイズを測ってもらいます。私は5がぴったりだったので、5.5の方がいいと言われ、そっちにしました。もちろんそんなサイズはないので、サイズ直しをしてもらわなければなりません。指輪の内側に文字を彫ってもらうのも、日付だけなら無料でしてくれると言うので、日付だけ彫ってもらうことにしました。その日付も、平成7年7月7日に式を挙げる予定だったので、日本の年号を説明すると、「知ってる」とのことで、「07.07.07.95」と彫ってもらうことになりました。出来上がりは28日です。結婚指輪を2つで300,000リラ(15,600円くらい)で買うことができました。

 7時にエンリコの家に行くことになっていたので、6時に駅へ向かいました。バスに乗って行くので、切符を駅の売店で買ったところまではよかったのですが、バス乗り場が分かりません。売店で聞くと、「あっちだ。」と指を指すのでそっちへ行きますが、バス乗り場らしきものがありません。反対側のバス停へ戻り、路線を探しますがありません。バス乗り場の事務所みたいなのがあったので、そこで聞くと、「あっちをああ行って、そっちだ。」と言います。その通り行きますが「そっち」がありません。駅の構内をあっちへ行ったりこっちへ行ったりします。きよちゃんは時間にうるさいので、間に合わなくなると怒り始めました。きよちゃんが怒り始めると余計に始末が悪くなります。私が一人冷静に、さっきバス乗り場の事務所のおじさんが言った「あっちをああ行って、そっちだ」の「そっち」を探すと、「そっち」を出て少し離れたところにバス停があって、たくさんの人がバスを待っていました。バスは遅れているようで、たくさんの人が待っていました。10分くらい待つとバスが来ました。そのバスに乗り、エンリコの住むフィレンツェ郊外へ向かいますが、なかなかつきません。30分も乗っていたでしょうか。人がどんどん降りていって、最後には私達だけになってしまいました。やっと着いたので降りると、どうやら、そのバス停は終点のようで、バスの運転手も降りて休んでいます。エンリコに電話をして、迎えに来てもらいました。

 エンリコの家に着いて、エンリコが食事を用意しておいてくれていました。サラダにパスタにステーキです。全部エンリコが準備したそうです。庭のテーブルで、最初にサラダを食べ、次にパスタを食べ、パスタを食べ終わると、肉を焼いて出してくれました。「よく食べるね。」とエンリコに感心されるほど、私はたくさん食べました。