ウフィツィ美術館へ

ウフィツィ美術館チケット

ウフィツィ美術館のチケット

フィレンツェの地図(155kb)

Dienstag-Mitwoch , 27-28.Juni. 1995

 フィレンツェには有名な美術館があります。ヴェッキオ宮殿の隣にあるウフィツィ美術館がそれです。11時半頃行くと、すごい行列で、アルノ川の前の通りまで並んでいました。これは入るのに何時間かかるかわかりませんが、絶対に見たかったので並ぶことにしました。道ばたでは絵描き見習いのような人が、風景や人物の絵を描いて、自分で描いた絵を売っていたりします。でも、その絵がとてもうまいので見入ってしまいます。

 私達の前に並んでいたのは、スペイン人のおばちゃんグループでした。ものすごい早口で、まるで言い合いでもしてるかのごとく、機関銃のようにしゃべりまくっています。よくもまぁ、そんなにしゃべることがあるもんだと感心してしまいました。

 1時間半ほど並んで、やっと1時頃に入口にたどりつきました。入場料と引き替えに、チケットをもらいそのまま入ります。入場料は、12000リラ(=600円くらい)でした。チケット(上の写真)を見ると、もともと5000リラだったらしく、チケットに印刷してあるのは「LIRE 5000」です。ですが、上から「L 12000」のはんこが押してあります。あぁ、さすがイタリア・・・。

 やっと中に入ったものの、これまたすごい混みようです。順路通りに列ができていますが、それについていかないと飾ってある絵が見えません。その列の進みがすごく遅く、しかも立ち止まって見たりすることもできません。ある程度行くと、みんなその列がいやになるらしく、だんだん列がなくなっていき、有名な絵の前にだけ人がたかってる状態になっていました。

 有名どころでは、ボッティチェッリの「春」と「ヴィーナス誕生」があります。この絵を見たとき、感動したというよりも、そのキャンバスの大きさに圧倒されました。教科書で見たりしていたこの絵は、こんなに大きな絵だったのか・・・と。やはり、教科書に小さく印刷されたものとは全然違います。他の絵も、大きいキャンバスに描かれたものが結構あります。一番多い絵はどんな種類かというと、宗教画です。宗教画がなぜこんなにたくさん描かれたか不思議に思う人もたくさんいるでしょう。それには意味があるらしいのです。宗教画は、昔、キリスト教を広めるために、いろいろな種類(場面)の絵を描かせ、字の読めない一般市民に説明するために使われたそうです。宗教画を描くことが画家の仕事であり、教会のおかかえ画家になるか、宗教画を描かなければ食べていけなかったそうです。

 思ったより作品が少なく、2時間半くらいで見終わってしまいました。出口階段近くにカフェがあり、昼御飯を食べてなかったのでそこに入ってサンドイッチのようなパンを食べてお茶をしました。

 それから本屋へ行きました。きよちゃんの友達のエンリコに、日本語を勉強する本を贈るためです。6年前、ドイツ語をろくにしゃべれなかったルームメイトのきよちゃんが、今ではまともにしゃべるようになり、しかもエンリコの母国語のイタリア語までしゃべるようになっていたので、エンリコも、これは負けられない、自分も日本語を勉強してみようと思ったらしいのです。それで、私達が選んできっかけになりそうな本をプレゼントしようということにしたのです。

 次の日の昼間、駅で待ち合わせしました。エンリコは事務所をちょっと抜けてきただけなので、どこかの店に入ってゆっくりすることもできず、駅で立ち話をしただけでしたが、エンリコは、プレゼントした日本語の勉強の本を見て、「勉強してみるよ」と喜んでくれました。